どうも、信託太郎です☺
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お金のことならお任せあれ、信託太郎です。
今回は金融経済教育推進機構(J-FLEC)が実施した**「家計の金融行動に関する世論調査2024」単身世帯**を徹底解説します。
資産形成の現状や投資行動、老後の不安まで、データをもとに「一人暮らしをしている方の懐事情」を見ていきましょう。
調査の概要
- 実施主体:金融経済教育推進機構(J-FLEC)
- 時期:2024年6月21日~7月3日
- 対象:全国の単身世帯(20歳~80歳未満) 約2,500サンプル
- 方式:インターネット調査
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現金決済はまだ5割超ですが、電子マネーやカードの利用もかなり進んでいます。特に小額支払いでは電子マネーが存在感を増していますね。現金と違い、ポイントが貰えるのもメリットの一つですね。
単身世帯の金融資産(その壱):資産0円の割合は5%に
調査によると、**「金融商品をいずれも保有していない」単身世帯は5.0%**でした。
ちなみにこの金融商品の解釈は、次の通りです。
「金融商品」=「金融資産」+「預貯金で日常的な出し入れ・引き落としに備えているもの」
すなわち、日々自転車操業か、それより厳しい生活をしている方が「100人中5人」はいるという結果ですね。
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単身だからこそ“自助意識”が必要です。資産ゼロのままでは、将来の選択肢が大きく制限されてしまいます。誰一人遅いなんてことはありません、勇気ある一歩を踏み出しましょう!
単身世帯の金融資産(その弐):平均値989万円、中央値362万
本調査では、平均値が989万円、中央値が362万円と公表されています。見て分かる通り、平均値と中央値の差がかなり大きいですよね。
平均値が高めに出るのは、一部の富裕層が全体を押し上げている証拠。実感に近いのは中央値といわれています。
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調査対象の平均年齢が50歳ということに注意する必要がありそうだね。
あと、平均値と中央値の違いについては理解しておこう。
身長を例にして考えると、
「平均値は、みんな集めて身長を測る。そして全員の身長を足して人数で割る。」
のに対して、
「中央値は、背の順に並べて真ん中の人の身長だけを見る。」
こんな感じだよ!
例えばマイケルジョーダン(一部の富裕層)がいた場合は、平均値は上振れてしまうけど、中央値だとマイケルジョーダン(一部の富裕層)の影響を受けにくいんだ。
ちなみに、各世代の資産の平均値と中央値、現段階での合格ライン(目安)は以下の通りです。
世代 | 平均値(万円) | 中央値(万円) |
---|---|---|
20代 | 161 | 15 |
30代 | 600 | 100 |
40代 | 918 | 200 |
50代 | 1,240 | 400 |
60代 | 1,679 | 350 |
※二次資料(みんなの銀行コラム、LIMO(金融・経済メディア)、生命保険文化センター(jili.or.jp)など) に掲載されているデータを参考。
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こちらの表も、平均値と中央値が乖離しているのは、一部の富裕層が数値を押し上げていると考えられるからだね。
みんなの懐事情と比べてどうかな??
投資判断の情報源:ウェブが中心
投資判断における情報源のトップはウェブサイト(51.3%)でした。
次いで販売員の説明(18.5%)、マスメディア(16.7%)が続きます。
単身世帯は「ネット情報に依存する傾向」が強く、信頼できる情報源を得ることが重要だといえます。
※金融商品自体には、定期預金や保険などの元本保証型商品も含まれるのが前提ですが、実際に“情報源を比較し判断する”必要があるのは、株や投資信託のようにリスクがある商品が中心になります。
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調査方式がインターネットということで、このデータでも相関しているとは思いますが、近年、インターネットで学ぶ人が急激に増えていることは事実。そのことは非常に合理的だと思います。ただ、情報の質を見極めないと、誤情報や過度なリスクに振り回される危険もありますね。
まとめ
今回は、2024年に実施された家計の金融行動に関する世論調査の調査結果を解説していきました。みなさんの懐事情と比べてどうだったでしょうか?
調査結果を見ていくには、いつ、どんな対象・方法で、どのような結果なのかを多角的に見ていく必要があります。このブログでは、しっかりとした調査研究のもと、正確な情報発信ができるよう努めて参ります。
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次回は、単身世帯の家計の運営状況や決済方法などを深堀していくよ。
信じて、託そう。未来の自分に!
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