新NISAの利用状況を徹底解説!
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どうも、信託太郎です
お金のことならお任せあれ、信託太郎です。
今回は、今話題の新NISAの利用状況を徹底解説します。
制度の導入から1年半が過ぎ、人々の利用状況はどのようになっているのかを一緒に見てましょう。
新NISAとは
新NISA(少額投資非課税制度)は、2024年1月から始まった投資の税制優遇制度です。従来の一般NISA・つみたてNISAを統合し、「一生涯使える恒久制度」として生まれ変わりました。
新NISAの特徴
- 非課税投資枠が大幅に拡大
年間投資上限は最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)。
生涯非課税投資枠は1,800万円まで。 - 非課税期間が無期限に
従来は5年・20年の期限があったが、新制度では非課税で保有できる期間が「無期限」に。 - 2つの投資枠
- つみたて投資枠:長期・積立・分散に適した投資信託等が対象
- 成長投資枠:上場株式やETFなど、より幅広い商品に投資可能
- 売却すれば枠が復活
例えば100万円分を売却すれば、その分また新たに非課税枠を使える「再利用」が可能。
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特定口座での運用が当たり前の世代からすると、こんなに良い制度を作ってくれた日本という国に感謝です。
新NISAの利用状況まとめ(2025年版)
2024年1月から始まった新NISA制度。開始から1年半が経ち、利用状況の最新データが出揃ってきました。ここでは、**金融庁(2025年6月17日公表、2025年3月末時点)および日本証券業協会「新NISA白書2024」(2025年5月28日公表)**をもとに、「成果」と「課題」を整理していきます。
利用状況の最新データ
- 口座数:2,647万口座(2025年3月末時点, 金融庁)
- 累計買付額:59.0兆円(2025年3月末時点, 金融庁)
- 年間買付額(2024年):17.4兆円(前年比 +9.8兆円, 日本証券業協会)
- 平均投資額(1口座あたり):約223万円
- 政府目標:2027年末までに口座数3,400万、買付額56兆円 → 買付額はすでに達成
| 項目 | データ | 出典 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 口座を開設している人(口座開設済み) | 日本の18歳以上成人に対して、新NISA口座保有率:約 24.8%。 | MoneyPalette「新NISA1年半、利用者のリアルな声を徹底解説」(2025年9月) (マネーパレット –) | ただし「口座数÷18歳以上人口」での割合。口座“開設のみ”かどうかは明示されていない。 |
| 口座を開設していて、実際に投資している人 | 調査対象者全体の約 9.0% が「口座を開設し、投資をしている」 | 日本証券業協会「新 NISA 白書 2024」 (日本スイーツデザイン協会) | 全成人ではなく、調査対象者(アンケート回答者全体)の割合。 |
| 制度を理解している・内容を把握している人 | 認知率(「名前を知っている」あるいは「内容を知っている」):約 77.9%。うち、「内容理解済、今後開設したい」「内容理解済、開設意向なし」など「内容を理解している層」が含まれる。 | 日本証券業協会「新 NISA 白書 2024」 (日本スイーツデザイン協会) | 「内容を理解している」の定義はややゆるく、「大まかに理解」レベルの人も含む。調査対象者の意識調査。 |
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上の表をまとめると、
①口座を開設している人:およそ 4人に1人(100 ÷ 24.8 ≒ 4.0)
②口座を開設&投資している人:およそ 11人に1人(100 ÷ 9.0 ≒ 11.1)
③制度を内容まで理解している人:認知率 77.9% の中で「内容理解済」の層を含むため、「およそ4人に3人」程度。ただし「内容をしっかり理解しているか」はあいまいさがあり、「知っている」=「理解している」には限らない。
という感じだよ!
成果
- 政府目標を前倒しで達成
2027年までの累計買付額目標「56兆円」を、すでに1年半で突破。 - 口座数の着実な増加
制度開始前(2023年末)の2,249万口座から、2024年末には2,560万口座へ。1年間で約311万口座増加。2025年3月にはさらに87万口座増えて、合計2,647万口座に。
(出典:金融庁) - 若年層の参入が進む
2024年中に新たに口座開設した人のうち、20代以下が約30%を占める。若い世代の投資参加が広がっている。
(出典:日本証券業協会) - 投資成果がプラスの人が多数
- つみたて投資枠:利用者の約79%が含み益あり
- 成長投資枠:利用者の約72%がプラス
株価上昇や円安の影響もあり、多くの人が投資成果を実感している。
(出典:日本証券業協会)
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SNSの発信も相まって、長期目線の人が増えてきているね。
昔は、投資というとデイトレードのようなイメージだったけど、NISAの導入で空気が変わりつつあるね。この記事を読んでくれているような意識の高い人は、しっかりと航路を守って、含み益を得ているはず!
課題
- 未稼働口座の存在
- つみたて投資枠:約21.1%が「買付なし」
- 成長投資枠:約28.9%が「買付なし」
(出典:日本証券業協会)
- 成長投資枠の利用度合いが低め
2024年の買付額内訳:- つみたて投資枠:約8.2兆円(47%)
- 成長投資枠:約9.2兆円(53%)
枠としては拮抗しているが、成長投資枠は一時的な買付が多く、継続性に課題。
(出典:日本証券業協会)
- 資金の定着性が今後のポイント
「売却なし」で保有し続けている人は、つみたて投資枠で約84%、成長投資枠で約73%。短期売買よりも長期保有の意識が広がりつつあるが、制度の本来の狙い(長期投資)に沿うかどうかが注目される。
(出典:日本証券業協会) - 利用拡大の勢いに陰りも
2024年は約436万口座が新規開設されたが、2025年1~3月の新規開設は約87万口座とペースは鈍化傾向。
(出典:金融庁)
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今後の見通しとして、利用数の拡大は鈍化すると言われているよ!私も肌感的には、これ以上増えるのは、何か新しい政策を導入しないと厳しいと感じています。
資産形成を後押しする立場からすると少し寂しいけど、今、新NISAを利用している人はおめでとうと言いたい!握力を強く、これからも共に資産形成を!!
まとめ
新NISAは導入から1年半で「大成功のスタート」を切ったと言えます。買付額は目標を大幅に上回り、若年層を中心に新しい投資人口が増えました。
一方で、口座を開設しても実際に投資していない人や、成長投資枠の活用が十分でないケースも目立ちます。制度の本当の効果は「どれだけ長期に資産を積み上げられるか」にかかっているため、今後は投資の定着性が重要なテーマになるでしょう。
新NISAは“4人に1人が口座を持ち、11人に1人が実際に投資している”時代になりました。
投資の大原則「長期」「分散」「積立」「低コスト」はSNSでも積極的に発信されています。
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ホント、良い時代になりましたね。現在、新NISAを始めている人は、この航路をしっかりと守ることで、無限に広がる未来を手に入れられることでしょう!
最後に
今回は、今話題の新NISAの利用状況ついて解説していきました。
投資の大原則「長期」「分散」「積立」「低コスト」をしっかりと守り、今後も確実な資産形成を共に頑張っていきましょう!
このブログでは、しっかりとした調査研究のもと、正確な情報発信ができるよう努めて参ります。よかったらまたいらっしゃってください。
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信じて、託そう。未来の自分に!

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